メールマガジン「ベトナム株情報」 
VOL.63
2010.2.2


このメールは、会員登録をしてくださった皆様にお送りしております。



旧正月(テト)のハノイ・ホーチミン両証券取引所休場日および
ベト株ドットコム休業日のお知らせ


ハノイ・ホーチミン両証券取引所の旧正月(テト)の休場日を下記のとおり
お知らせいたします。

◎2010年2月15日(月)~19日(金)

これに伴い、ベト株ドットコムもこの期間休業させていただきます。
また、2月16日(火)のメールマガジン配信もお休みませていただきます。
期間中にいただきましたお問合せの返信は2月22日(月)となります。

ご迷惑おかけいたしますが、何卒ご了承いただきますよう願いいたします。

2010年1月より、キャピタルゲイン課税スタート 
 
2010年1月以降、株式を譲渡する場合、証券譲渡益に対する個人所得税を
納税することになりました。納税方法は以下のとおりです。
①キャピタルゲイン課税・譲渡額の0.1%
または
②取得価格と譲渡価格の差額の20%相当)

②を選択した場合でも毎回の譲渡の際、譲渡額の0.1%が一時的に控除さ
れます。
 
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いつも「ベトナム株情報」をご利用いただき、誠にありがとうございます。
 
「ベトナム株情報」では会員登録をされた皆様全員へ、過去に有料ページで紹介
した記事をピックアップして毎週火曜日にメールマガジンを配信しております。
 
また、メールマガジンだけに掲載する<特別コンテンツ>もお楽しみいただけます。


CONTENTS
 
01. VNインデックスはいつ750レベルを突破するだろうか
02. カテゴリー別 週間☆アクセスナンバーワン!ニュース
      (1月25日~1月31日)
      セレクト<見る素材>
      HOSE
03. 噂のうわさ話
      HVG(フンブオン水産)
04. サイゴン・街角風景
      「マンゴー(xoai、ソアイ)」
 
 

01.VNインデックスはいつ750レベルを突破するだろうか

  先週末にはドンア証券は「2010年株式市場展望=VNインデックスは750レベルを
突破できるか」と題されたシンポジアムを開催した。講演者はドンアファンド運用会社の
Lawrence Wolfeビジネスプロモーション部長とチャン・ブ・ミン・ハイポートフォリオ担当。

  以下は2010年株式市場の展望についてのハイ氏へのインタービューである。

  記者) 2010年株式市場の展望をどうご覧になっていますか?今年度にはVNインデッ
クスは750レベルを突破する可能性があるでしょうか?

  ハイ氏) ファンダメンタル分析とテクニカル分析から見れば、VNインデックスが750
レベルを突破する可能性は充分にあります。

  まずはマクロ経済から見れば、ベトナムは長期間にわたって世界平均のGDP成長率よ
り高い経済成長率を遂げてきました。2009年にはかなり高成長を遂げましたが、2010
年にも引き続き高成長を遂げられると期待されています。ベトナムの2010年度GDP成長
率が8.5%にも達すると見込んでいるところまであります。

  国際通貨基金(IMF)は世界全体の2010年度GDP成長率は3.1%となると見込ん
でいますが、輸出国であるベトナムは世界経済回復による利益を享受できるに違いない
でしょう。

  現段階では監査済みの2009年業績がまだ発表されていませんが、現在の平均PER
はおよそ15倍で、中長期投資家にとっては今は買い時だと見ています。

  フィボナッチ・リトレースメントでは、直近の底から50%上昇した場合、更に61.8%に達
する可能性があります。ベトナム株式市場は歴史が短く、テクニカル分析モデル適用の
正確性は低いのですが、ベトナム株式市場には4年間の周期が確立されました。1,170
レベルを突破するには2年間かかりましたが、ピークから底(235ポイント)まで2年間かか
りました。ベトナム株式市場は2年間の回復過程の途中にありますが、回復過程の11ヶ
月目にあると信じています。

  2009年10月にはVNインデックスは630レベルを突破しましたが、直近の底(630レベル)
からVNインデックスが50%上昇すれば、702ポイントとなり、61.8%上昇すれば、830レベ
ルとなると計算できます。

  今年度にはVNインデックスは750レベルを突破する可能性は充分にあると見ています。

  記者) では、ここまでの大幅な調整の原因は何でしょうか?

  ハイ氏) 投資家心理です。最近までは高いインフレの再発や海外直接投資(FDI)の下落
などのへの懸念は拡大し、金融引締め政策も当面で強化されるのではないかと懸念された
ため、デイトレーダーは売り抜け、様子見するようになりました。また、ベトナム人は常に旧正
月前から休憩したいという傾向があるためです。

  現在のような状況では、金融引締め政策とインフレはそれほど心配すべきことではないと
見ています。

  消費者物価指数(CPI)の計算に用いられる消費財バスケットの構成として、食糧・食品は
大きな割合を占めていましたが、2009年にはその割合を縮小させたので、旧正月の影響に
よる価格上昇の1月、2月CPIへの影響はそれほど大きくないでしょう。

  また、信用成長率の鈍化により、マネーサプライもそれほど大きな問題ではないでしょう。

  2009年にはFDI登録額は減少しましたが、実効額は史上2番目に高かったです。

  世界経済回復により、ベトナムへのFDIと海外間接投資(FII)は増加すると期待できるで
しょう。

  我々ばかりではなく、多くの機関投資家は積極的に買いを入れています。

  記者) 2010年には展望が大きい業種は何でしょうか?

  ハイ氏) 2010年には不動産銘柄と原料銘柄、特にゴム銘柄は注目されるようになるで
しょう。

  金融引締め政策により、2010年には建設会社は困難に直面しなければならないという意
見がありますが、補償済みの大きな土地を確保している建設会社が多くあるため、2010年
には建設会社の多くは引き続き成功を収められる可能性があると見ています。

  原材料銘柄は、世界経済回復による利益を享受できます。

  統計によれば、2009年には輸出量が増加しましたが、輸出価格が下落したため、輸出額
は減少しました。経済回復により販売価格は上昇し、輸出金額も増加すると期待できるで
しょう。これにより、貿易赤字は減少すると考えられるでしょう。

  Bui Suong, Su kien va binh luan, Dau tu chung khoan, 25/1/2010
 

02.週間☆アクセスナンバーワン!ニュース
              (1月25日~1月31日)
 
このコーナーでは、前週のベトナム株情報(www.viet-kabu.com)のアクセス数の
多かった記事を紹介いたします。


■セレクト<読む素材>
ベトナム株は他国株より割安か?
[2010/01/30 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/100129091532.html
 
  ホーチミン市証券 [銘柄コード:HCM]は経済成長に対する株価収益率(PER)(カントリー
PEG レシオ)という面白い指数を発表した。HCMによると、ベトナム証券市場の平均PER
は13倍であり、2010年のベトナム経済成長率は6.3%と予想されている。そのため、
ベトナムのPEGレシオはおよそ2.06倍となり、ほかの国家に比べて低い。

  HCMによると、インドのPEGは3.27倍(PERは26.19倍、経済成長率は8%)、中国の
PEGは・・・・ 
 
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■HOSE
CII:2009年利益は前年比144%増
[2010/01/28 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/100128010052.html
 
  ホーチミン市インフラ投資[銘柄コード:CII]は2009年業績及び2010年業績計画を決
議した。詳細は次の通り。

  1) 2009年業績

・売上高:5,197億7,500万ドン(約25億2,300万円)
(前年比:47.55%増)

・税引前利益:3,569億4,600万ドン(約17億3,300万円)
(前年比:144%増)

・税引後利益:3,166億6,400万ドン(約15億3,700万円)
(前年比:138.5%増)

  2) 2010年業績計画

・売上高:7,623億9,300万ドン(約37億100万円)
(前年比:46.68%増)

・税引前利益・・・・ 
 
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03.噂のうわさ話
 
※くれぐれもお取り扱いにご注意ください!!
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか?いろいろと推察しながら、
しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。
 
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向
けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」の過去記事をご提供いただい
たものから「ベトナム株情報」が独自に選んだ、おもしろい噂を組み合わせて掲載
しています。
 
グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。
http://www.gladv.co.jp/adv/in/index.php?s=vietnam
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______________________________
 
ベトナム現地投資家のうわさ話・HVG(フンブオン水産)の巻!
(2010年1月20日発行ベトナム株通信第964号より)
______________________________
 
  第4四半期業績が芳しくない水産銘柄もあるなか、確実に利益を出しているHVG
  AGFの吸収合併や不動産、倉庫案件が控えており注目だが、現在5万ドンを若干切る
程度まで来ている。さあ、ここらが買い場になるでしょうか。

 
HVG(フンブオン水産)■↑↑

  HVGの2009年9ヶ月税引後利益は2,640億ドン(約12億8,800万円)、1株利益(EPS)
は4,400ドンに達した。HVGの第4四半期利益は1,000億ドン(約4億8,800万円)に達す
ると予想されている。そのため、2009年度EPS見通しは6,000ドン以上となる。HVGの
資本剰余金は多くし、水産輸出は順調である。HVGはベトナムのバサ魚の大手輸出企業
であるアンザン省水産輸出入(AGF)を吸収合併する情報もある。そのため、HVGの株価
はまもなく8万ドン台に上昇するだろう。

  HVGの2009年・2010年・2011年の税引後利益はそれぞれ4,800億ドン(約2億3,500
万円)・5,200億ドン(約25億4,900万円)・7,000億ドン(約34億3,100万円)と予想されて
いる。HVGは2010年にAGFとの合併を完了し、ホーチミン市で不動産案件の2件に投資
する計画(土地は補償済み)。2011年には東南アジアで一番大きな冷蔵倉庫を稼動し毎
年の利益は2,000億ドン(約9億8,000万円)、2013年には東南アジアで一番大きな水産
グループとなることを目指している。



04.サイゴン・街角風景
 
毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は「マンゴー(xoai、ソアイ)」です。

 甘くて美味しいマンゴーを好きなだけいただけると言うこの上
ない幸福にサイゴンに住んでいてよか った、とつくづく思う。

先日、路上販売のおばさんから5玉(2キロ)購入。5万(約240
円)だった。

ベトナムの人は熟す前の青いマンゴーを食べるのを好むよう
であるが、私はやはり、完熟が好きだ。完熟ちょっと前もけっ
こう美味しい。

カットして食べる他、ミルクやヨーグルトを加えてジュースにし
てしても、ソルべにしてもよし。楽しみ方は色々だ。

マンゴーにはビタミンA、βカロチン、ビタミンC、などが豊富に
含まれており、美容効果や消化を促進する作用がたっぷりの
果物とのことだ。

お盆に盛ったころんとしたかわいいマンゴーたちを眺めていた
ら、たくさんの乳房を持つ豊穣の女神「エペソスの女神」像の乳
房を思い出した。

ベトナムの豊かな大地の恵みに感謝していただこう。

 (photo by C*M)
 


 今回は、ここまでです。
 最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。

今後とも、「ベトナム株情報」をよろしくお願いいたします。

______________________________
 
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